3 無料・セルフチェック方法教えます
まずは家のセルフチェックをしましょう
キーポイントは自分の家を建てた年です
自分の家のことをひとまず自分でチェックしてみましょう。キーポイントは自分の家を建てた年です。昭和56年(1981年)5月以前かそれ以降かで建築基準法は大きく変わっています。56年5月以前はまだ基礎に鉄筋は入っていなくとも家は建てられました。また今の耐震性の半分程度でもあったのです。もちろんそれ以降であっても必ずしも安全とはいえないのですが、まずは自分で確かめてください。あなたのお家は、以下の項目が当てはまりますか?もしも当てはまる項目が1つでもあれば、耐震調査の対象になります。
耐震調査自己チェックリスト
●外壁や基礎にひびわれがある
●床・廊下にビー玉を置くところがってしまう
●床下収納庫からの目視
●建具の開け閉めがとても困難
●地名が「サンズイ」や「水」に関連している
●周囲に川・沼・水路・橋・道路・土地の高低などがある
●鉄棒を庭にさすと、しずんでいってしまう
●家が重い
●切土と盛土がまたがるところに建っている
●造成のガラが埋め立てられていた
●整地して間もない場所である
●家の形が変わっている(重さにばらつきがある)
●地層の偏り
●地下水の変化などによる自然条件の変化も重要です。
あなたのお家は、いかがでしたでしょうか?もしも当てはまる項目が1つでもあれば、耐震調査の対象になります。
特に気を付けたい立地
石垣が積まれたような土地の上に建つ住宅は、注意しなければならないでしょう。「はらみ(はらみ出し)」といわれる状態を起こさないようにする事です。「はらみ」とは言葉どおりお腹が孕んだ状態のように、積んだ石が外側に弧を描いてしまう状態をいいます。なぜはらむのでしょうか?石垣は上部の構造物を支えるだけでなく、石垣の内部にある土圧、また雨水が溜まった場合は水圧まで発生します。これらの外力は、石垣を押し出す方向に作用します。そして土圧は石垣が高ければ高いほど大きくなっていきます。特に気を付けたい立地を、下記図解で説明します。