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3-1.建物・耐震の調査

3-1.建物・耐震の調査

3-1.建物・耐震の調査

3-1.5 雨漏り調査

建物調査|雨漏り調査

雨漏りの場所

1 バルコニー手摺り取り付け部
2 バルコニー取り合い部
3 テラスと基礎の取り合い部
4 縦樋の取り付け金物埋め込み部
5 縦樋の下部
6 はり型等の見切り部
7 屋根と壁の取り合い部
8 軒と壁の取り合い部
9 入隅部分
10 戸袋の取り付け部
11 戸袋と壁の取り合い部
12 壁に接した植栽や花壇のある部分
14 開口部の水切り端部
13 壁の下部と基礎の取り合い部
15 開口部たて枠周辺部
16 外壁の亀裂部分
17 開口部周辺の亀裂部分
18 出隅部分
19 換気口

雨漏りの原因

一口に雨漏りといっても内容は、さまざまです。

①建物の劣化から

もっとくわしくいいますと劣化しやすい部品から雨の侵入経路が発生します。木、鉄・アルミ、コンクリート、合成樹脂・プラスチック、塗料・リーリング材、ガラスなどなど建築の部品は非常に多品目からできています。その組み合わせは、時に様々な雨漏りへの引き金となる可能性を持っています。劣化は部材によってそれぞれスピードが違います。

②屋根材によって

雨漏りしやすい一番の屋根材は、スレート瓦(コロニアル)です。割れやすく劣化も早い。留めつけている釘の錆びや抜けやすさ、地震による釘周辺の割れ、取り合い水切りの上手下手など様々なリスクが想定されます。

③設計監理および施工不良から

防水という意識で設計や監理をしていたか?工事する施工者側も図面通り、言われた通りでただ行い、防水という意識をもって工事をしていたか?つまり『雨仕舞』をどこか甘くみていなかったか?一次防水と二次防水という考え方があります。場合によっては三次防水まで考えた設計になっていたでしょうか

④構造上・デザイン上から

建物を防水という観点で構造を考えると侵入経路、誘水(ゆうすい)(※私の造語:水を呼び込むような構造かどうか)、適切な水切り、水をためこむ平面・凹凸のすべてについてデザイン上納まりに無理があったり複雑な形状はないか異種部材の劣化スピードの差から起きることもあります。ゆるい屋根勾配、陸屋根やフラットな部分はまともに雨を受けます。増築部分の取り合いも要注意です。

⑤地理・気候的要素から

住宅密集地と周辺に建物が少ない場合。春夏秋冬の風向き、建物にあたる方角。平地、のり地、がけ地、周辺の自然や樹木

⑥雨漏りなのか 実は結露なのか

室内の壁・天井あるいはサッシまわり他にできた染みのすべてが雨漏りとは限りません。結露の場合もあります 床下・壁内・天井裏の内部空間から発生している可能性もあるので要注意です。

その他、①~⑥が複合的要因になっている場合

実際は①~⑥が複雑にからんで発生しているケースが多いものです。

その3.直す方法

原因を調べることが最優先です。とりあえずコーキング、は、しません。かえって危険な場合があります。コーキングは万能ではありません。耐久性能も短く一時的。また結露の問題もあるので慎重に検討しましょう。

季節ごとの風向き、雨の強弱を調べる
建物の構造、施工内容、仕様を調べる
●傷みの度合いを調べる~場合によっては屋根裏、一部壁天井はがす
●実際の雨の侵入経路をみつける
●調査結果からできるだけ長く雨漏りが起こらないような補修方法を検討する
●今後も定期的な点検を怠らない

なにもメンテナンスしないで永遠に雨が漏らない建物はありません。大事なのは自分の建物の雨漏りしやすい弱点部分を自覚し、季節ごとの風雨には気を付けていく意識が必要となります。一度漏って気になるところは、天井に点検口を設けるのもいいでしょう。漏れやすい箇所、劣化の早い部分、雨風の当たりやすい所、ベランダ、複雑な納まり、軒の出の少ない所などを特に注意しましょう。

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